MC組織開発マップ　ステップⅡ　実践ガイド

 ① 師長・主任が旗振り役となって、
日常的な管理活動でPDPを活用する

師長・主任が旗振り役となって、日々行われている師長会・主任会・委員会・部署の係活動などでPDPを活用しましょう。部署の問題を持ち寄ってPDPのグループワークを行ったり、委員会として問題だと感じていることをPDPで分析するなどの活動が考えられます。
こうした活動を通じて、「みんなに助けてもらいながら一歩ずつ進もう」と思える風土が築かれます。
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師長会・主任会・委員会等で、定期的にPDPワークを行う時間を設ける
PDP研修を受けた師長・主任がワークを支援すると良いでしょう。ワークの時間は、他の業務に支障のない範囲で柔軟に行いましょう（30～60分程度が目安）。
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師長会・係長会でPDPのグループワークを行っている
日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院
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各所で行われるPDPワークに当事者以外が支援的に関わる仕組みを作る
PDPワークは、困りごとの当事者以外の参加者が入ったほうが、より効果的です。PDPワークに当事者以外が支援的に関わる仕組みを作ると良いでしょう。
例えば、隣同士の部署でPDPワークを支援し合ったり、PDPチームを立ち上げて部署をラウンドする仕組みなどが考えられます。

PDPチームを立ち上げて、コンサルテーションを行っている
石巻赤十字病院
部長・副部長がファシリテーターとして課長会でのPDPワークに参加
江南厚生病院
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各病院の参考事例は、テキスト『学習する看護組織のマネジメント　看護部マネジメント編』に掲載されていますので、ぜひご参照ください。テキスト購入はこちらから。

対応するサービス
MCチャート
MCチャートアプリにはPDPの過程を記載する機能があります。なぜこの行動計画が設定されたのかという過程も含めて記録できるため、後から見返すこともできて便利です。

リーダー研修等にPDPを導入する
より看護部全体に考え方を浸透させるために、この段階で若手を対象にPDP研修を行うことも良いでしょう。具体的な困りごとが出やすいため、よりグループワークで成功体験を得やすいのも特徴です。
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リーダーシップ研修でPDPのグループワークを行っている
日本赤十字社医療センター

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 ② PDPで立てた行動計画について師長・主任が支援的に関わり、
組織的に実践する（PDCAを回す）経験を繰り返す

師長・主任が行動計画の3W1Hを明確にし、「あとはやるだけ」の状態にする

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担当者が実行する／師長・主任が実行を促す
担当者は計画に沿って愚直に実行しましょう。師長・主任や周囲の人は実行を促しましょう。
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師長・主任が進捗状況を確認し、うまくいっていなければ計画を修正する
進捗状況を確認し、うまくいっていなければ計画を修正します。とにかく「やりっぱなしにしない」ことが重要です。

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対応するサービス
MCチャート
MCチャートアプリでは、一つひとつのタスクに「完了」のチェックをつけられます。未完了のものをひと目で把握し、「やりっぱなし」を防ぎます。P（計画）、D（実行）、C（チェック）、そしてA（改善）を同じツールで一括管理できるので、目標管理や問題解決のPDCAサイクルが滞りなく円滑に回っていきます。

担当者がどうやって実行しようかと考えなくても、読むだけで実行できる計画にしようね！
実行できない場合は、計画が複雑だったり具体的じゃなかったりするはずだよ。
その場合は計画を見直そう！

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 ③ PDPを活用した組織的な実践を院内で報告し、互いに学び合う

PDP実践報告を行う場を設ける（院内発表会）
年度終盤に１回程度、PDPを活用した組織的な実践を院内で報告し、互いに学び合うことのできる場を設けます。
発表内容については、下のテンプレートも参照して行うと良いでしょう。

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師長・主任の2/3以上が、PDPを使って部下や組織の問題解決を支援できる
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「他者と共に課題を分析して具体的な計画を立てる」「仕事を少しずつでも進捗させる」ことを、委員会・係の活動に関わる過半数のメンバーができている

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各病院の参考事例は、テキスト『学習する看護組織のマネジメント　看護部マネジメント編』に掲載されていますので、ぜひご参照ください。テキスト購入はこちらから。
また、WEBサイトでも、過去のMCシンポジウムで発表されたPDPの実践報告がご覧になれます。実践報告一覧はこちら
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